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スゲノマロ × A.B.Mimura

2022年 7月5日(火)~ 7月23日(土)
at Pain au Sourire (パン・オ・スリール) 東京渋谷
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■ 展示について

3年連続3回目、福島出身2人組の展示会。今年は久しぶりの新作。
テーマは「魔女」。

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■    オチクニ(堕国)とは?

魔女の住む架空の国。
語源となる堕国は、古事記にわずかな記述が残る古代日本の伝説の魔女の国という設定。
世界の魔女たちが、知見の探め束の間の休暇に訪れる地と言われている。

各地から集まった伝説の魔女の姿を描いた書が2022年夏、見つかった、という設定です。

■ 制作ノート

年が明けた3月、ようやく今年の展示テーマの検討がはじまりました。

毒やら、魔女やら、骸骨やら、
私たちのやってみたいテーマは、ちょっとおどろおどろしく、陰があり、ナンセンスで艶やか。

2人とも好きな共通点を生かし、
今回はエドワードゴーリーの
ギャシュリークラムのちびっ子たち
という絵本をオマージュしています。

アルファベットのABC順に魔女を紹介。
26人の魔女たちのお話は、これから何年かかけて紡いでいきたいと思っています。

作品は、新作のテキスタイルを刺繍枠に入れて。人気の新作ハンカチもあります。

去年パンオスリールさんではお披露目が間に合わなかった、ゆめまぼろしのハンカチも再販。スゲノさんの個展で完売したトラ×ウマハンカチも登場。

そしてそしての、山形出身のパティシエ、彩さんとのコラボクッキーも企画。
盛りだくさんの内容です。

これから先、スゲノマロさんが描いてくれた魔女の世界に負けないようなお話をつむいでいけたらと思います。

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■プロフィール

sugenomaro スゲノマロ/画家、イラストレーター
1982年福島県生まれ。福島、東京を中心に展示会を開催。
漆黒ドローイング、イビツなハリ絵、極彩色テキスタイル 。ニッチな雑貨、ナンセンス絵本。

A.B.Mimura ミムラアキコ/企画・編集・執筆
福島県生まれ。出版社を経て、販促物企画・制作、機関誌編集に携わる。2018年3月、絵本『きいろいくものすのおはなし』を発表後、画家sugenomaroと出会い、紙媒体での制作を続ける。
共著に絵本『てふ ひらり はたり』、短編『白鷺の野辺送り』。


「てふ ひらり はたり」を作っていただいた
ガップリ!の絵本 さんから制作者インタビューの依頼を受け、5月のとある日にお話をしにうかがいました。

詳しくはこちら

以下所感です。

・・・リラックスした雰囲気で、お話させていただきました。先月、内容確認の連絡が届いた時は、「雑談まじりにたくさん話しちゃったけど、ここまで長いの誰が読むんじゃ!(汗)」と正直思いました。

・・・普段、取材する側なので、ここまで自分の話をすることはこれまでなく、半分は照れもあります。

・・・スゲノマロさんとの初めての共作、絵が描けない自分の、スゲノさんのこんなふうに描いていただきたい、などと説明しようとするも、語彙不足を痛感したことや、初めてお会いした方との距離感をどこまで詰めたらいいのだろうか、というような心の揺れなども思い出し、懐かしくもありがたく感じました。

・・・上製本になるまで、また、記事になるまでにも、たくさんの方々の力があってできていることも再認識できました。きれいにまとめてくださり、感謝しています。

制作チームのみなさん、ありがとうございました。
渋谷・パンオスリールさんで行われた絵本『てふ ひらり はたり』のワークショップ第2弾。
前日から感染者数が増加しはじめた中、予約のみなさんに確認を取り、少しでも体調に不安があれば遠慮なくキャンセルしてくださいとお声がけしました。
お越しくださった参加者の皆さんは、お店の常連さんでもあり、お会いしたことがある方も。
和やかな雰囲気で(たくさん脱線しつつ)無事終えることができました。
タイムオーバーしてしまいましたが、予定していた内容をほぼすべてお伝えすることができました。
最後の最後まで、お店のスタッフのみなさま方に感謝です。
ワークショップは大きく分けて
1)言葉をつむぐ、ことばをつなぐお話づくり
 01 他己紹介
 02 手紙を書くときの、強い想い
 03 単語をつなぐ即興ショートストーリー
2)○だけで表現したコラージュに文章をつけるお話づくり

言葉から入る、絵から入る
いろんなお話づくりにトライしました。
お話づくりで終わってしまい、実際の製本と完成は宿題になりましたが、早速作り終えてあげてくださった方も。
最後のドリンクはお気に入りのレモネード。
ビールに見えます🍺が、ニュージーランド産のレモネードなのです。

キャンセルがでたこともあり、急遽私も飛び入り参加。一緒にワークを楽しみました。
参加された方々の視点がそれぞれ個性があり特徴的で、それがまた新鮮で、とても楽しかったです。
ありがとうございました😊

前日に試作した本を動画にしてみました。
絵本になるお話のプロットのようなものです。いつか、お話として完成させたいです。

長いようで短かった1ヶ月の展示
無事、終了しました
最終日のひとコマ
1)好きなクロワッサン買ってもらったけど、パパは弟くんのお世話で独占できなくて。
ちょっと拗ねた表情のお兄ちゃん。萌えました。
2)マグネット購入のお礼に、おばあちゃまにも、と2枚ポストカードを渡したら、
「7え?どっちをあげようかな?」
「ねぇ、こっち?こっち?」
無邪気に話かけてくれる男の子。可愛すぎて悶絶。
3)急遽、自らも参加することになったワークショップでも、快くお話いただいた参加者の皆さん(ご報告はまた別途)。
4)小部数の上製本。決して安くはないその絵本の記念すべき1冊目を買ってくださった常連様が御来店。御礼をしたら、カレンダーもいただいていくわね、と言われ、泣きそうになったこと。
常連さんたち、展示をされたことのある作家さんたち。たくさんの出会いがありました
悔しくてメラメラ燃えてる画家さんが福島に1名→@sugenomaro  さん
不器用で小心者ですが、また、次の展示、来年の準備に励みたいと思います
たくさん食べた、ランチプレート
たくさん飲んだレモネードともしばしお別れ
コロナと共存する生活の中
わざわざ足を運んでくれた方々、
遠くから応援してくださった方々
みなさんに感謝です
渋谷・パンオスリールさんで展示中の絵本『てふ ひらり はたり』
集客の一助にとあたためていた企画。
直前に、お店の方々に企画書を送り、ご相談し、「やってみましょう」と快諾していただきました。
無事に開催でき、参加者の皆さん、お店の方々みなさんに感謝です。
6/27は、ワークショップ#1豆本を作ろう。
ありがたいことに、お店の常連さんですぐに満席になりました。


表紙には、スゲノマロさんの過去作品の余り布をご提供いただきました。
スゲノさん、ありがとうございます😊
作られている様子。
(撮影はパンオスリールさん)
あえて図面をお渡しせずに、このくらいの位置に、と説明しながら作っていただきました。
本の構造について、どうしても作る過程ではじめての方には慣れない名称が出てきてしまいます。
このご時世大きな声で何度も説明できないし、頭をかかえました。
で、好きな絵本をご持参いただくことにしました。好きな絵本の場所を、iPadのモニターを見ながら指差し確認し、予習完了。
この先は駆け足。
ルーペで綴じ方と色の見え方を観察してもらい、綴じ方に個性があること、4色分解CMYKの基本だけお話しました。
自分がいかに印刷オタクなのかを理解し(笑。仕事なんだから当然ですが)、深掘りの解説準備はしていたものの、さくっと切り上げて、本づくり開始です。
表紙貼りの途中。
みなさん、丁寧に測って貼り付けていました。
難関の糸綴じはみなさんすんなりクリア。
三方化粧断ち(三方断裁)に苦労していた方が多いようでした。
無事に完成。
ご用意いただいたおやつを食し、解散。
満席だったおかげで収支がプラスになりました。利益はすべてパンダハウス福島へ。
絵本づくりで得たこと、得たものを故郷に還元したいという目標が、3年以上かかってようやくかたちになってきました。
いただいたお花。
大切に飾ります。
来週はまた別のワークショップに挑戦。
笑顔で、頑張りたいです。
初の平日在廊、金曜日の午後。

少しのタイミングの違いで会えなくて
本当に残念だった方々。
あたたかなコメントに励まされ、残りの時間を過ごせました。
職業訓練校時代の学友が、来てくれました。懐かしいやら、嬉しいやら。
DTP(desktop publishing)を学んだ濃厚な半年。

組版の基礎を叩き込まれ、慣れないグループワークに涙し、作業についていけずに悩んだ期間。一喜一憂しもがいた数ヶ月。

懐かしい話、ツラかった話。
○○先生のあの授業、もっとちゃんと聞いておけば良かった。とか。

知識の積み上げよりも、経験の共有と、学友との絆が財産だと、感謝した1日でした。
もうひとつ、開催できるか不透明だったこの数ヶ月。
一点ものの指輪の💍制作をお願いしていました。サイト名と同じ、blue butterfly。

どんな蝶をモデルに?
ーミヤマカラスアゲハで。

土台が黒と白、どちらが良いですか?
ーどっちもで(笑)

そうして昨日届いた、一点モノの工芸品。

あと1週間の自分への燃料になりました。

いよいよワークショップもはじまります。
どんな方々との出会いが待っているか、楽しみです。
渋谷宮益坂方面へ5分。
パン・オ・スリールさんで展示している
「てふ ひらり はたり の世界」。
店内には、12枚のハンカチーフが並びます。



1ヶ月にわたる展示、少し人通りも増え、
見てくださる方が増えてきました。
故郷、福島では40数日ぶりに感染者が出てしまい、相変わらず、画家・デザインを担当されたスゲノマロさんは福島から在廊には来られない状況です。
そんな中、会期後半に向けて、一点ずつ絵付けした磁器たちがお店に届きました。
今表現できる、てふの世界を、と。
来られない悔しさをぶつけているような熱量です。
絵本の世界観よりは、よりリアル。
好みが出ると思いますが、私は大好き💕
2018年にはじめてお会いしてから2年、いろいろな話をしてきました。
スゲノさんの人間的な魅力はもちろんですが、手先が器用で、基本なんでも自分で作ってみようとされちゃうすごさ、毎回目をみはります。
今回、追加で届いたのは、
リング2種類
まめ皿
小さな花器
大きな花器
です。

まだなかなか、張り切っておでかけするようなお気持ちにはならないかもしれません。
主催としても、告知方法は展示がはじまってから、戸惑いながら少しずつしてきました。

近くにお住まいの方に、パンを買いに寄ってくださった方々に見ていただけたらうれしいし、少しでも気持ちが晴れるようだったらもっとうれしいです。
(写真:16枚綴りのカレンダー。はがして飾ってよし、使い終わったら額装もできる紙質です)

昨日のお店についてまず確認した芳名帳兼アンケート。
「福島出身です。ただただきれいだなと立ち寄りました。続けてください。応援してます」とありました。

たくさんの方にみてもらえるのはもちろんうれしいのです。
でも、アンケートに気持ちを書いていただいたり、この展示見るために来たんです、とおっしゃってくださったり、そんな出会いが、励みになります。

あと半分、来週からワークショップがあります。元気に笑顔で駆け抜けます。
今日の東京渋谷は雨模様。
「てふひらりはたり」の絵本の最初のページと同じ「あめもよう」です。
「てふひらりはたり」は、オノマトペをテーマに作った絵本です。
☆オノマトペって?
オノマトペ(仏: onomatopée)とは、音を人間の言語で表現した言葉の総称です。
擬音語(ワンワン、がたんごとん)・擬態語(にっこり、てきぱき)などに区別されます。
世界各国で表現は多種多様ですが、日本語は、年代を問わず、最も多くのオノマトペが使われる言語のひとつとして知られています。
「てふ ひらり はたり」は1年と少し前、2019年の2月「オノマトペゆうえんち」という絵本の展示会で発表しました。

このイベントは、私がはじめて主催したイベントです。
参加クリエーターさん・作家さん(絵本作家としてデビューした3名含む!)のご協力もあり、4つのワークショップ、お琴の演奏会やかるた大会などにトライすることができました。
スゲノさんとの2人展をひらくにあたり、新しい絵本づくりとオノマトペの復刻展との2択で悩みました。
社会的な要因、コロナ対応の中、発表するテーマとして、より時代に合うものを、と選択したのがオノマトペの世界展です。
ワークショップも最低限、でも新しいかたちのものにトライしました。
コロナ前のように渋谷に立ち寄っていた多くの方に見ていただけるという環境への期待は減ってしまいました。
でも、今、私たちにできるベストは尽くせているのではないかと思います。
今日は、メールでのみやりとりしていたクリエイターさんとはじめてお会いし、お話することができました。
出会いに感謝です。
週末ランチもおいしくいただきました。
このランチ、デザートまでついてきます。
今日はバニラアイスでした。
残念ながら買おうと思っていた週末限定バケットは売り切れてしまいました(下の写真)。期間中に絶対一度は買います(笑)
午前中にだいたいのパンが焼き上がります。
人気のパンは午前中に売り切れます。
そしていい香りがします。
食いしん坊さんは、ぜひ午前中に。
無事、展示初日を迎えました。
ワークショップ#1豆本を作ろう!のお申込みが早速3名に。
常連の皆さまとのこと。

毎週土曜日は基本的に在廊します。
会期後半は夕方からワークショップの予定です。何度かの在廊で、パンオスリールさんのおすすめパンもご紹介したいと思います。

おいしく、元気に

お近くにお越しの際は、ぜひ。

てふひらりはたりの世界 
workshop:絵本を作ろう。


会期後半からの週替わりworkshopを準備中です。土曜日夕方〜の各1回を予定しています。

#1 豆本を作ろう

menu
①本の構造。
②本づくりに携わる職人さんのお話。
③起承転結と序破急。

お話のあとは、豆本づくり。
パンのおやつ付き。

作り終わったころ、オリジナルの絵本を作るイメージがむくむくわいてきます。

スゲノマロさんのテキスタイルを貼ることで世界で一冊だけのステキな豆本が作れます。

#2 お話を作ろう

menu
①私はどんな人ですか?
②しろやぎさんとくろやぎさん
③タンゴ×団子×単語!

グループワークのあとは、まるまるえほんを作ります。パンのおやつつき。

スゲノマロさんのカラフルな布がここでも活躍します。

どちらのworkshopも絵本を作ってみたいな、と思っている方におすすめです。
文章が苦手だと思っている方でも大丈夫。

詳細はまた後日。

※小学校高学年以上を推奨しています。小学校低学年以下の方や保護者同伴で参加を希望される方はご相談ください。

オノマトペ * × テキスタイル × 絵本

2020. 6. 9(tue)〜 7. 4(sat)


スゲノマロさんの鮮やかなデザインと、言葉にこだわってきたAkiko.B.Mimuraが紡ぐ、オノマトペの世界。

2019年2月に発表した絵本「てふ ひらり はたり」の復刻展。

新しくデザインした限定上製本、オリジナルのハンカチ、スゲノマロさんの手描き磁器、他にも限定グッズをご用意します。


場所は東京・渋谷

森の酵母 パン・オ・スリール

〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-4-6「ニュー青山ビル1F

TEL:03-3406-3636

http://pain-au-sourire.jp/


* オノマトペ(仏: onomatopée)とは、音を人間の言語で表現した言葉の総称です。擬音語(ワンワン、がたんごとん)・擬態語(にっこり、てきぱき)などに区別されます。世界各国で用いられる表現は多種多様ですが、日本語は、年代を問わず、最も多くのオノマトペが使われる言語のひとつとして知られています。

「白鷺の野辺送り」
短編の文庫本
2019年グループ展 DEEP展〜眠り で発表

カバーデザイン・挿絵は てふひらりはたりに引き続き、@sugenomaro さん